義経千本桜 四の切と、時代を問わない「ひとの弱さ」のこと
2020年11月7日、東銀座の歌舞伎座にて吉例顔見世大歌舞伎の第四部「義経千本桜 川連法眼館」を観劇してきた。
主演は中村獅童。
自分のようなボカロ好きにおいては「超歌舞伎のあの人」として知っている人が多いと思う。
そんな彼が、
「超歌舞伎の今昔饗宴千本桜の元ネタとなった演目」で
「歌舞伎座では初めての主演(古典演目の主演としては初めて)」
「超歌舞伎のイツメンの澤村國矢も出演」
まさに「ボカロ好きも全員歌舞伎見にいけ」という感じの座組み。
チケットはこちらから買えるため、ぜひ見に行って欲しいと思う。
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/692/
というわけで、感想。
続きを読む#初音ミクシンフォニー に便乗してクラシックの推し曲を語る記事
9月21日、初音ミクシンフォニーで久々に生のオケの音を聴いてきました
控えめに言って最高だった。サントリーホールの音響はとんでもないレベル。世界最高峰。
というわけで、今回の演奏会で管弦楽のサウンドの魅力に気づいた人に向けて「自分のクラシックジャンルの推し曲を紹介する」記事を書こうと思います。
オススメ曲じゃなくて「推し曲」。
必ずしも万人受けする王道曲を並べるわけじゃないんだけど、「自分はめちゃくちゃ好きだからお前らも聴け」という精神で楽曲を紹介いたします。
イベントやセトリ、演奏そのものの感想は他の記事で書くので、まずは推し曲から。
紹介する曲
- ブラームス『クラリネット五重奏曲』
- ラヴェル『クープランの墓(管弦楽版)』
- ショスタコーヴィチ『交響曲 第10番』
- J. S. バッハ『フーガの技法』
- フランク『交響曲』
- ラフマニノフ『ピアノ協奏曲 第3番』
永遠の命と葛藤とミライと ──
2019年もあと数時間となったので
今年自分がボカロ曲作ってて想ってたことって、結局の所「マジカルミライのオープニング前のBGM3曲に集約されていたよな」というお話です。
今年のマジミラのセトリ、重かったですよね。いや、自分が重かったと思う。
頑張って一言で言うとしたら「初音ミク発売から12年が経ってやっと表立って描けるようになった苦さ」というか、、、
聞けば聞くほどクリエイターにしろ、聴き込んだリスナーにしろ、「ガチになっ(てしまっ)た人」が抱える酸い甘いの葛藤が一曲一曲で描かれるストーリーに込められているように思えます。
肝心なことは口閉さんのこのブログとかに描き尽くされているため、そちらを読んでいただきたいのですが……
この記事では、オープニングの直前に会場BGMとして聴ける、下記の3曲にクローズアップした文章を書こうと思います。
- イデアの少年(yukkedoluce)
- 空想ホリデイ(ごーぶす)
- SURVIVE(梅とら)